お知らせ
- 求人:動物看護師を募集しています。(1名)
- 当院で診察を行う犬猫はマダニ駆除を必須とします。
- 闘犬(ピットブル、土佐犬、ブルテリア、ドーベルマンなど)や攻撃性がある大型犬の診療はお断りしています。
犬の骨折治療が変わります

小型犬の細い橈尺骨骨折は手術やその後の管理が難しく治すのが難しいとされています。そこで当院は2018年に犬の細い橈尺骨の骨折に特化した治療として3Dギプス治療法を確立しました。現在は日本全国から来院があり3Dギプスによる骨折の治療数は350件を超えました。
3Dギプス治療法の特徴
- 運動制限なし
- 手術なし
- 最短日数で太く強く治る
骨折した足に完全にフィットする3Dギプスを装着させて、歩行や駆け足やジャンプによる負荷で骨折を治します。自己修復力によって骨折は早く太く強く治ります。小さな小型犬でも、超高齢犬でも骨折は治ります。
犬の橈尺骨骨折の治癒日数

骨折の治癒期間は年齢別に予測できるようになりました。若いほど骨折の治癒は早く生後6カ月未満なら1カ月で治ります。高齢犬でも2カ月半で治ります。手術に比べて骨折が治る日数が大幅に短くなりました。
3Dギプス治療による骨折の治癒日数の調査
犬の橈尺骨骨折における3Dギプス治療の手順と作製法と装着法および181例の骨折の治癒期間の調査です。2023年12月の獣医麻酔外科学会にて発表しました。
3D Casting Method and Treatment
This is a study of 3D cast treatment procedures, fabrication and application in canine radial ulna fractures and the healing time of 181 fractures.
手術後のトラブル
手術回数や時間の経過に比例して骨は弱くなりますので早期に相談してください。よくある手術後のトラブルは以下になります。
- 2回以上の手術した
- 1ヶ月経っても治る兆候がない
- 手術した骨が細くなった
- 再骨折した
手術後の癒合遅延の原因はインプラントによる応力遮蔽と骨髄の血流阻害です。プレート固定による応力遮蔽では、手術後に年月が経ってからプレート下の橈尺骨の骨密度の低下や消失が顕在化します。インプラントによる骨髄血流の遮断では海綿骨が消失して皮質骨だけの骨になり、犬がジャンプしただけでも容易に再骨折します。二次診療施設で行なった手術でも例外はありません。
当院をご紹介いただく先生、動物病院さまへ
骨折直後の処置で治癒期間に影響がありますので、できるだけ早い日数での来院を指示してください。また、当院でもレントゲンの撮影を行います。
来院の流れ

連絡先
診察時間内なら電話連絡の方がスムーズです。時間外はメールでお願いします。
電話 04-7146-1047
メール ishijima2013@gmail.com
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